さくらのVPSからCloudnに乗り換えた
NTT CommunicationsのCloudnが12000円分無料で使えるとのこと。
http://www.ntt.com/cloudn/
試しに使ってみたところ案外良かったので、個人作業用のサーバをさくらのVPSから乗り換えた。
乗り換え先のプランはvQ (t1.micro)で、さくらのVPSでは1Gプランを使っていた。
Cloudn (プランvQ) | さくらのVPS (1G) | |
---|---|---|
CPU | 1vCPU 0.4GHz | 2vCPU (Xeon E5645) |
メモリ | 512MB | 1GB |
ディスク | 15GB(内、2GBはswap用) | 100GB |
月額料金 | 486円 | 1008円 |
こうして見るとCloudnは安さが取り柄のように見えるけど、乗り換えた決め手はそれだけではない。
1. サーバ外の管理機能が豊富
CloudnのComputeサービス (Amazon EC2みたいなもの) は単なるVPSではなくIaaSなので管理機能がけっこう揃っている。
ディスクの追加、スナップショット作成、テンプレート (イメージ) 作成、そして何よりセキュリティグループ機能を使えるのが良い。
さくらのVPSだとサーバ内のiptablesでファイアウォールを実現するしかないが、Cloudnだとサーバ外で実現できる。
この安心感が大きな決め手になった。
さくらのクラウドを使えば同じようなことができるが、一番安いプランでも最低1954円かかるらしい。
2. CPUが意外と速かった
プランvQではCPUが0.4GHz相当とのことで心配だったが、さくらのVPSより速いことがわかった。
100MBぐらいのファイルを圧縮するのにかかる時間がCloudnだと半分で済んだ。
さくらのVPSはハイパーバイザーにVMを詰め込みすぎなんじゃないだろうか…。
詳細な検証はしていない。もしかしたらさくらはディスクが極端に遅いのかもしれない。
3. 安心感
NTT Communicationsの名前だけで安心感を抱いてしまう。
インターネット回線はフレッツ光+OCNだし、携帯はドコモだし、MVNOはOCNのSIMだし、なんだかんだNTT系ばかり使ってる。
もちろん、そんな安心感は幻想かもしれない。
Cloudnを褒めちぎってるようではあるが、いろいろ不満点はある。
個人用としては安いし使い勝手も悪くないが、仕事用だとAWSに替えてCloudnを使う理由がない。